電車に乗るのは必ずしも通しの運賃が最も安いとは限らない

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JR・私鉄とも運賃は距離で決まる

鉄道の運賃は、どこに行くのでも、何キロから何キロまでいくらという形で決まっていますね。それは、都心部、幹線、地方交通線と分かれて、都心部(特に山手線内)が最も安く、地方交通線が最も高くなります。都心部というのは主に、東京都内の山手線内や京浜東北線、中央線等といった線で、幹線は、東北本線、常磐線、東海道本線、山陽本線等主要な線路、地方交通線は、飯山線、大糸線、高山本線等といった線路になります。どれも、キロ数で運賃は決まります。もちろん、通る区間によっては、部分的に建設工事に多額の費用が掛かったり労力を要したりで、割増料金が掛かっているところもごく一部のところに存在しますが、通常は距離で運賃が決まります。そうなると、途中下車した場合は、基本的には、A駅からC駅に行きたい場合で、途中のB駅で途中下車をすればA駅からB駅の運賃とB駅からC駅までの運賃が別々に掛かり、余分に支払うことになります。また、違う会社の鉄道に乗り換える、例えば、大船から新横浜に行きたい場合は、大船から東神奈川までJR東海道線または京浜東北線で東神奈川から新横浜までJR横浜線で行く方法と、大船から横浜までJR東海道線または京浜東北線で横浜からは横浜市営地下鉄で行く方法とあります。この場合、同じ乗り換えでも前者は通しで全てJRなので通しの運賃になりますが、後者の場合は、横浜で横浜市営地下鉄と違う会社になる為に運賃が別々になり、高くなります。しかし、途中下車する場合でも、違う会社の路線になる場合でも、必ずしも高くならない、むしろ安くなる場合すらあります。そこで、途中下車した場合と、途中から違う会社の路線に乗り換えた場合とで見てみましょう。

一度改札を出た場合で安くなる事例

これは、横浜方面からディズニーランド/シーに行く人必見です。行き方としては、まず、横浜から東京まで東海道本線で行って、東京から京葉線に乗り換えて舞浜まで行くわけですが、この区間の通しの運賃は720円です。SuicaやPASMO等のICでは712円です。以後、IC運賃は現金運賃の()内に記します。ところが、実はこの区間の場合、東京駅で乗り換えるタイミングで一旦改札を出て途中下車した方が安くなるという、面白いことがあるのです。この場合、どうなるか? まず、横浜から東京まで470円(464円)、東京から舞浜まで220円(216円)となります。合計すると、690円(680円)と、通しより30円安くなります。たった30円と思いますが、この30円は、しょっちゅう行く人であれば、意外と大きいものです。わずか数十円でICのチャージが足りなくなることを考えるなら、使わない手はありません。また、これは、正規に決まっている運賃で、一旦途中下車によるものですから、決してキセル等の違法行為なんかではありません。一旦改札を出るという意味では面倒ですが、八重洲中央口なら京葉線に向かう途中で少しの間だけ逸れる程度ですから、忘れていなければやってみるといいでしょう。時間がなければ一旦改札を出てすぐに入り直すのもよし、時間があるなら、改札を出たらついでに八重洲口近辺で食事したりおみやげを買ったりするのもよしです。そうやって、少しでも節約してみたりという感じにささやかなことを楽しんでみるのも如何でしょうか? このような事例は、そこだけでなく、全国的にみれば、結構たくさん存在することでしょう。全部を調べるのは面倒だし難儀ですが、損はないでしょう。尚、これは直接お金には関係なく、余談ではありますが、東京まで東海道線または京浜東北線で行って、東京から京葉線ホームに向かう時、かなり歩くので面倒臭いと感じた人は多いのではないでしょうか? 実は、京葉線ホームは、どちらかというと有楽町駅に近い位置で、東京国際フォーラムの真下であったりします。よって、有楽町以南から京葉線方面に向かう場合は、一度、有楽町駅の北側の出口から出ると、信号を渡ってすぐに東京国際フォーラムがありますので、国際フォーラムの中を通って地下に行くと東京駅入口に直接行けます。そこは京葉線ホームに近い位置なので、東京駅で乗り換える場合よりもショートカットが出来て楽ですので、一度試してみると良いでしょう。

他社線乗り換えでも安くなることはある

まず、東急東横線は、安いのが魅力ですね。例えば、横浜から渋谷に行く場合、JRでは390円(388円)、東横線では270円(267円)です。これだけでも120円も違うわけです。では、新宿に行く場合はどうなるか? 横浜から湘南新宿ライン等JRで行く場合は550円(同額)かかります。横浜から渋谷まで東横線で行って渋谷から山手線なら、横浜から渋谷まで東横線の運賃が270円(267円)と、山手線で渋谷から新宿までの運賃160円(154円)で、合計すると430円(421円)と他社線乗り換えでありながらも安くなるのです。更に、横浜から池袋に行くならもっと差が出ます。横浜から湘南新宿ライン一本で行くには、乗り換え無しという点では楽ですが640円(637円)かかります。しかし、横浜から東横線で渋谷まで行って、渋谷から池袋まで山手線なら、東横線の270円(267円)と山手線の170円(165円)で、440円(432円)と200円も差が出てしまうのです。ただ、フルでJRの場合は、湘南新宿ラインで行く場合でも、横浜から品川まで東海道線で品川から山手線に乗り換えでも、横浜から東京まで東海道線で東京から新宿まで中央線、新宿から池袋まで山手線でも改札を出なければ同料金になります。更には、今は、東横線渋谷駅は東京メトロ副都心線との相互乗り入れになったおかげで地下深くになって、山手線との乗り換えが非常に面倒になりました。東横線使用でそんな乗り換えなんて嫌だよというのなら、山手線乗り換えよりは若干高くなりますが、東横線の横浜から出て渋谷から副都心線を経由して東武東上線方面へ直通する電車に乗れば、乗り換え無しで池袋まで行けて470円(462円)で行けます。それでもフルでJRよりはずっと安いですよね? このように、チビチビと節約を考えながらも色々な路線を使ってみるのもまた、面白いのではないでしょうか? 特に、鉄道が好きな人なら、こんなことも考えてみるのもまた一つの楽しみとなるでしょう。

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