お金をもっていても使わない日本人の風潮と問題点

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お金の使い方には人種ごとに特徴がある

人間と言う動物は人種ごとに様々な特徴があるとされており、実はお金の使い方にも特徴があります。

日本人に何かさせたいときは皆がやってると言うといい、と言う話を聞いたことがあると思いますが確かに誰もが納得することです。

そんな話ができるほど日本社会には「そうあるべきだ」という観念がとても強くあるのです。

いかにお金をたくさん持っていても、お金の使い道としてそれが可能であるかどうか、効果的であるかどうかよりも、世間でそのお金の使い方をどう思われるかをとても気にする特徴が日本人にはあると言えます。

そしてお金の使い方のそうした観念として言われているのが使わないことが良いことだという事。

浪費や無駄を嫌い、節制を心がけるのを良しとする風潮こそが日本と言う国のお金の使い方の主流であり、例えお金をもっていても使わないことが今の日本では良しとされ、それから反する消費活動は「論理的根拠」を感じることが出来無いと言う特徴があります。

しかしお金を使わないという事はそれのせいで経済の循環が滞り日本の社会の景気が悪くなり、より消費を避け節制する事が良しとされていきと言う負のスパイラルに落ち込んで今の日本経済があるという事が言えるでしょう。

こうした日本人のお金の使い方と全く逆の観念を持っているのが最近ニュースで色々と話題に上る中国の人達です。

今回はそうした中国の人たちのお金の使い方の特徴と日本人のお金の使い方の特徴を比べ紹介することで、日本の経済を良くするために日本のお金の使い方として望ましい形を考察します。

中国と日本でのお金を求めることの違い

先程触れたように中国と日本では主流となっているお金の使い方が全く逆と言ってもいいです。

その違いの原因の一つとして言えるのが「何のためにお金を求めているのか」という所に違いがあります。

まず日本では先程述べたようにお金はどれほど持っていても可能な限り使わないことをよしとするため、使うことが目的でお金を求めている訳ではないと言えます。

もちろんそうは言ってもあくまで「今」使う事が目的ではないだけで、何かあったときの備えなど将来に使うためのお金を求めているケースが多いといえるでしょう。

中国ではそこが違います。

基本的にお金は使うものであり、使って経済を回すと言う観念があるのです。

日本では良くお金持ちの人は意外とケチだと言う話がされていますし、実際にその通りだと思います。

これを良く世間ではケチでないとお金持ちになれない現状が経済の滞った日本社会にはあるからだと言いますが、実はそんな事もないのです。

多くの人がお金持ちをケチだと感じてしまうのはその人が「お金持ち」であるからであり、そうした人たちは日本でいう所の皆と同じようなお金の使い方をしているだけなのです。

実際「お金があるくせに」と言っている人たちだって自分がどれほどお金を持ってもそこまで派手なお金の使い方が出来る人なんて本の一握りで大概の人は人から悪く思われそうだからと言う観念が邪魔をして同じように周りからケチ呼ばわりされるのです。

しかし中国では違います。

使いたいものやことがあるからこそお金を求めるため、お金の使い方にはためらいがありません。

社会としてもそうした風潮こそが経済を回していると言うことを知っているのでその風潮を止めるどころか後押しします。

現状の「官製バブル」によっての中国のGDPの伸びはそうしたところにも要因がありますし、爆買いはその表出行動の一つのお金の使い方であると言えるでしょう。

日本人の多くの人たちの「特に何が欲しい、何がしたいという訳ではないけどお金持ちになりたい。」と言う考え方とは違ってお金持ちになりたい理由がはっきりとしているのです。

何か目的があってお金持ちになりたいと思ったのに「何故使わないのか?」中国のお金持ちの人たちからすると日本人のお金持ちの人たちはそう思われることも少なくはありません。

同じお金持ちでもお金の使い方が違い、使わないからお金持ちになる日本人と使うためにお金持ちになる中国人という差がその差を生んでいるとも言えます。

具体的な行動の違い

お金の使い方の違いの理由の一つにお金を求める理由が違うと言うことを理解していただけたと思います。

そこで次は実際のお金の使い方の違いを日本の人たちと中国人たちで比べてみましょう。

例えば日本社会では、どれほど資産や収入がある人でも電車やバスなどの公共交通機関を使って移動するのはごく普通のことですし、それに関して何か思うところがある人は居ないでしょう。

別に資産が何億円あろうと、月収が何千万円あろうと、肉体的にも健康であり、荷物があるとか、公共交通機関ではいけない場所であるという訳でもなければそうした公共交通機関を利用すること、あるいは自転車や徒歩で移動したりすることは日本人にとっては当たり前のことであって、むしろそれが良いとされる風潮があります。

他にも大企業の経営者が高級車での送り迎えでなく電車で通勤しているということや大物政治家が高級料亭で食事をするのではなく大衆向けのチェーン店で牛丼を食べているとそれが良い事だと言われ、尊敬に値することだと言われるのです。

では一方中国の人達はどう考えるかというと、歩いて移動するより地下鉄やバスに乗るほうが楽であるし、地下鉄やバスに乗るより、タクシーに乗るほうが楽で便利で良い。

だからお金があったらお金の使い方としてそうするのが当然であり、できるのであればそうするべきだという考え方が主流です。

その為、公共交通機関を利用しているという事は要するにお金がそれしかないからそうしていると言う行為だと判断される事になります。

更にはタクシーよりも時間的にいつでも都合がついて、運転の労力がない運転手つきの高級車を使うことの方が良い、そんなことが当たり前で、逆にそうしない人はおかしな目で見られることになるのです。

「お金を払えるのであればより良い物を求め、より良いものを使うことこそが良い」という観念が中国社会では主流の観念なのですから相応の資産や収入がある人が地下鉄やバスに乗ることはまずないのです。

それは日本人的感覚では無駄遣いや浪費だと言われることなのでしょうが「公共交通機関を使うことが運動にもなり、健康に良いしエコだ」と言う理由を述べても、中国社会では「お金があるのに使わないはずがないから実はお金がないのだ」と受け取られることになるのです。

それに加えて更に悪くすると「お金を持っているくせに溜め込んで社会に出さない性格の悪い人」として扱われることもあるんだそうです。

日本人のお金の使い方が出来た理由

ここまで書いてきたことから今の現状の日本の経済の停滞は日本人の社会で良しとされる行動を皆が取っているからであるという事も一つの要因として言えるでしょう。

では一体いつからこうした日本人の使わない精神が生まれたのかを次は考えて見ましょう。

「江戸っ子は宵越しの金は持たない」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これつまり稼いだお金はその日中に使い切るのが「粋」だとされていた文化が日本の江戸時代の首都にはあったという事の証拠です。

当時の日本の政治を取り仕切っていた江戸幕府が経済循環による経済効果の上昇を考えてこうした風潮を推進していたかどうかは分かりませんが、こうして人々にお金を使い切らせることにより、幕府だけが力を持つことが出来る時代を作っていたわけです。

明治、大正となってもそれは大きく変化することなくこの手に入れたお金は使うことに意義があると言う考え方が変わっていくのは世界大戦に突入してからの事です。

戦争と言うのはとにかくお金がかかるもの、税金は上がり、物資がなくなりそれを購入するためのに必要な金銭はどんどん高騰します。

そうした中で「食うものも満足に食えない人」が出てくるわけです。

もちろんどれほどお金を積んでも買えない物やお金でどうにもならない事もありましたが、お金さえあれば手に入れることが出来るものもかなり沢山ありました。

そこでそれまでお金をあるだけ使う生活をしていた人に比べてお金を使わずに取っておいた人がマシな生活を出来たことから日本では困ったときのためにと言う考え方が主流になったという事ができるでしょう。

その為そう考えるとこうした日本人の本当に必要な事意外にお金を使わないことを良しとする文化は実は意外と最近生まれた事が分かります。

 

日本のためを考えたこれからのお金の使い方

日本人のお金の使い方の特徴である使わないことを良しとする風潮は国民全てがそうなることで実は元々あった緊急時の備えという意味を成さなくなります。 それが証明するものがデフレのスパイラルと現状の日本経済であるという事は分かってもらえたと思います。 しかし人為的にバブルを起こす中国的な方法では日本人に染み付いた使わないことを良しとする風潮があるために恐らく現状打破の力にはならないでしょう。 ではどうなることが理想的かと言うと困ったときや、緊急時の時にそこまで多額のお金が必要ない国を作ることでしょう。 最悪の状態になっても多少苦しむだけで済むと言う安心感、今必死で耐えて節約しなくても平気かもしれないと言う状況を作ることこそ本来であれば経済状態が悪くなった時に必要だったのではないかと私は考えます。 安心してお金を使える国でないからこそ日本人はお金を使わないことを良しとする風潮を作ってしまいました。 安心してお金を使えるような国になるために必要なのは税金の引き上げやTPPへの参加ではなかったのではないでしょうか? 素人が政治資金の運用法を口にするつもりはありませんが、問題が起こっているのならその根底にあるお金の使い方を考え、なんとかした方が効果が出ると言うものではないのでしょうか?

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