エンゲル係数が高いと言うのは悪い事なのか?「日本人の平均は何%なのか?」

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エンゲル係数と言うものを知っていますか?

今ではあまり聞かなくなったエンゲル係数と言う言葉をどれぐらいの人がご存知でしょうか?

エンゲル係数とは?


エンゲル係数とは、ドイツの社会統計学者エルンスト・エンゲルが1857年の論文で発表した、家計の消費支出に占める飲食費の割合をパーセント単位で表記したものです。

エンゲル係数を求める式は、

食料費÷消費支出×100=エンゲル係数(%)

、とても簡単なものです。

簡単に言うと得てきた収入の何割を生きるのに最低限必要とされる飲食のために使わないといけないのかという事が分かるので、

一般的にこの数字が高いという事は生活水準が低いとされます。

これは、食費として食べ物や飲み物などは生命維持の関係から嗜好品に比べて極端な節約が困難とされるためであり、

こうしたエンゲル係数が高くなるにつれて生活水準が低くなっていく事を指してエンゲルの法則という言葉もあります。

しかしこれ、実際のところどうなのでしょう?

今でもまだエンゲル係数の高低は生活水準を表す指標となっていると言われてはいますが、

価格体系や生活慣習の異なる社会集団の比較には全く役に立ちません。

例えば同じ牛肉を買おうと思っても日本で買うよりもアメリカで購入する方が圧倒的に価格が安いので、

同じ給料を貰い、同じ頻度で牛肉を食べる人同士を比べても圧倒的に日本で生活している人のエンゲル係数は高くなります。

あるいは1日2回の軽めの食事を取るのが普通の国と、

1日3食しっかりと時間をかけた食事を取る国では全く事情が異なり、後者のエンゲル係数の方がどうしたって高くなります。

そしてそれに加えてエンゲル係数の基準となる「飲食費」とされるものの基準次第では寧ろ高い方が生活水準のレベル高いことだって充分ありえるのです。

今回はこのエンゲル係数と言うものの高さが示す本当の意味について考察します。

もしかしたらあなたの常識がこれを読んで少し変わるかもしれません。

エンゲル係数について一般的に言われている事

まず最初にエンゲル係数の関係を見る前提条件である、

「価格体系や生活慣習の同じ社会」についての事である

、という事を念頭においてここから先は読んでください。

その条件を満たすため、

同じ国内同士のエンゲル係数である事を前提にするとエンゲル係数は、

収入全体に対する食費の割合であるので、どの家庭でも同じくらいかかるという原則の元で比較するようにつくられています。

とは言え

「同じ国内とは言っても食費だって各家庭で使い方が違うんじゃないか?」

もしくは

「高価な食事を取り続けたらそうとも言えないのではないか?」

と思う人もいるでしょう。

しかし実際に極端な例で例えてみると確かに分からないこともないのです。

例えば月収25万で年収300万円ほどと言う所謂平均以上の生活水準のサラリーマン家庭の食費が頑張って節約して月3万にしたとしますと10%と言うエンゲル係数が出ます。

しかし月収1000万円と言う人であったなら贅沢な食事して食費を月に100万円かけても同じ10%です。

この結果からもある程度の金額を収入として得ている事さえ出来たのならば、

金持ちがかなりの贅沢をしても人間一人が食費に使うお金は限りがあることが分かります。

こうしたことからエンゲル係数の高さが生活水準を教えてくれるといわれている訳です。

確かに月収1000万円あったならエンゲル係数はこれ以上上がることはまずないでしょう。

人間が飲食できる限界があるからです。

もし万が一買うだけ買って食べない、あるいは誰かへのプレゼントとすると今度は食費と言う分類から外れます。

では平均的に日本人のエンゲル係数と言うのはどれぐらいのものなのかを次は見てみると致しましょう。

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