エンゲル係数が高いと言うのは悪い事なのか?「日本人の平均は何%なのか?」


日本人の平均的なエンゲル係数

日本人の平均的なエンゲル係数は約25%前後と言われています。

食費と嗜好品を分けて考えると言う考え方があるのでお酒や外食費はどっちなのかと思う人もいると思いますが、

基本的に「飲食にかけたお金」が食費と表現されるのでお酒は外食もエンゲル係数を計算する上で入ります。

そうしたことを踏まえて考えてこの25%と言う数字は意外と低いように感じませんでしょうか?

先程の例で挙げると一月に25万円の収入があるとして、

その25%なのですから6万2500円の食費を我々日本人は平均的にかけているという事になります。

最もこれ、どちらも平均的なもののみを抽出した結果なので正確な数字ではありません。

なぜなら仮に月収が10万円と言う人ならばその25%で2万5000円しか使えない計算ですし、

月収1000万円の人の25%である250万円と言うエンゲル係数も計算のうちに入っているので、

実際問題もしかすると1000万円クラスの収入以上の人をこの平均値に反映しなければもしかしたら30%近くなる可能性もあるからです。

今回ここで30%と言う数字を出したのは15万円の人が30%のエンゲル係数であるとしたら4万5000円一月で食費に使えることが出来るという計算からです。

実際に1月5~6万円辺りで1月暮らすというのが今の日本の貧しくはないが裕福とも言えない生活ラインであるように思えます。

月に2回の外食以外は自炊をして電気ガス水道代を払うと、家を持っていること前提ですがこの6万円と言う金額がアンケートと実体験から言える2人で暮らす夫婦が何とか不満なくやっていけるぐらいの数字です。

しかしこのエンゲル係数、近い将来益々上がっていくことになるでしょう。

エンゲル係数が上下する要因とは?

エンゲル係数が一番上がる要因は単純な物価の上昇です。

日本は消費税を10%にすることが決まっているのでこれは最早避けられないでしょう。

それに伴い日本で作られる食品なども少しづつ値上がりし、

TPPによって海外からの輸入品は多少安くなるかもしれませんがエンゲル係数全体に与える影響としてはやはり上昇する傾向になると考えられます。

しかしこうした食品を買う金額が上がるという事ばかりがエンゲル係数を上げる理由ではありません。

例えば自炊する方が安く上がるという事を良く聞くと思いますが、自炊をするという事はそれにかかる時間が増えるという事。

そうした時間を取ることすらできない人がまともな食事を取ろうと思ったらコンビ二やスーパーでの弁当や惣菜の購入が多くなり、エンゲル係数は高くなります。

はっきりと実例を挙げるのであれば勤務地が遠方であったりサービス残業を共用されたり、

労働環境が悪い人であれば自炊をすると言う行為に魅力を感じることが出来ずにエンゲル係数を高くしていると言う人もいるでしょう。

逆に収入は高いとはいえないものの食費はそこまでかからないと言う人もいます。

漁業や農業で生計を立てている人や食事の支給がある環境を職場としている人がそれに当たり、

そうした人たちのエンゲル係数は軒並み低くなります。

また人間関係の構築が「必要」となってくる立場や職場で働く人たちもまた収入に関係なくエンゲル係数が高くなる傾向もありますし、

単純に食事そのものが趣味であり、

エンゲル係数は高めでもそれ以外の出費が逆に殆どないという人も中にはいます。

こうして考えるとエンゲル係数が高いと生活水準のレベルが低いとは必ずしもいえないのです。

エンゲル係数が低かろうとお金がない人

エンゲル係数が低くとも世の中にはお金に困っていると言う人が相当沢山います。

それは現代社会において食事と言うものの重要性が低下しつつある事が要因であると考える事ができます。

例えば食費を削り、欲しい芸能人のグッズやコンサートに行ったり、ゲームに費やしたりする人だっていますし、

ブランド物の服を着て、アクセサリーや時計もブランド物、そして高級車に乗って大手チェーン店で牛丼を食べている人も見受けられます。

確かに一定以上の金額を「食べ物」と言う直ぐになくなってしまうという消耗品の代表格に費やすというのは寧ろ今の社会では贅沢な事なのかもしれません。

食事というものはなくては生きてはいけないものですが、形としても残りませんし、

購入してから価値が上がるという事はないので景気が悪い日本社会の中でエンゲル係数を高くしておけるという事は寧ろある程度の財力が必要なのです。

これは失業率の上昇と就職率の低下により一人一人の収入が全体的に低下し、

労働条件が悪化し労働条件が良いようなお金持ちにお金が集まるシステムが遺憾なく力を発揮している日本だからこそ言えることでしょう。

例えば先程のエンゲル係数30%が4万5000円である人なら厳しく感じる数字だと思うと思いますが、

月収30万円の人のエンゲル係数が30%であったなら実に9万円のお金を食費に使ったことになります。

実際に貯金をしっかりして、欲しいものや必要なものがある程度いいものでしっかりと身の回りを固めていると収入の用途が食事に使われていくことは意外と多いのです。

月収30万としてもこれだけのお金を食事につぎ込む事の出来る人の一体どこが生活水準が低いと言えるのでしょうか?

年収1000万円クラスの収入を持つ人以上を除けば、実はそこそこの欲しいものを定期的に買っている人こそが最もエンゲル係数が低い人であり、

貯金を作るためなどのお金を求めて一番お金が無いと言うタイプの人たちです。
 

エンゲル係数はただ趣味思考が分かるだけ

このように実はエンゲル係数が高い低いが生活水準が高い低いを現していると言うのは極端なお金持ちとそうでない人の間の事でしかなく、 年収が100万円から300万円である人たち同士で比べたところで生活水準レベルが高いか低いかなんて全く分からないのです。 エンゲル係数が示すものとは実はただお金を飲食に費やす志向が強いかそれともそれ以外の趣味に費やしているかぐらいの事しか分かりません。 エンゲル係数が高い=良くないものだと思われがちですが、 別に人の趣味をとやかく言う権利は誰にもないのでエンゲル係数が高くとも別に自分達がそれで言いと言うのならそれで問題は実はないのです。 エンゲル係数が高いからなんとかしなければと無理をしても結局貯金することが出来なければエンゲル係数を下げる努力の意味がありませんし、楽しくもないでしょう。 何かの思い込みに囚われないで自分で稼いだお金は自分が後悔しないように使って下さい。

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