投資を危険と怖がり宝くじを好む日本人「お金がない人の投資は失敗するという思い込み」

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投資は危険だが宝くじは当たると言う発想

日本では年末が近づいてくると宝くじ売り場がとても賑やかになりますね。

お金がない人が一攫千金を夢見て1万円ぐらいの投資なら全く躊躇せずにお金をつぎ込む日本人は多く、低所得者の人たちの夢とも言われていますし、低所得者でなくても買っている人が多いです。

しかしその一方で日本人の、特に低所得者層では「投資は危険」「気がついたら大金を失うもの」と言われて投資と言う行為がギャンブルと同一視され嫌われている風潮があります。

ギャンブルと投資では全く違う物ですし、ギャンブルは良くないと多くの人が言うくせに日本人全体としては結構ギャンブルが好きな人が多いという謎な風潮が日本にはあります。

一般的に言われているのがリスクを嫌うので可能な限り、リターンは少なくなってでもリスクを減らしたいという風に考える傾向が日本人には多いからだといわれています。

そうして考えると宝くじは多くの日本人にとって妥当なギャンブルであると思われているという事になりますがそうなのでしょうか?

正直に言って一般的といわれる日本人の金銭感覚はお金持ちとは縁遠く、多くの国民が低所得者になり、一部の成功者にお金が集まるのも納得な所があると言えます。

特に宝くじに関しての考え方を考えるとその日本人の一般的な考え方が如何にお金持ちになるのに向いていないかがわかります。

今回はそうした宝くじに関しての考え方を中心に、日本人の一般的と言われる考え方が如何にお金持ちになるのに向いていないかという事を紹介し、どういう人がお金を手にすることができるのかという事を考察したいと考えます。

宝くじは当たるという思い込み

日本人にはこうした「宝くじは当たる、投資は失敗する」と言う思い込みが強いように感じます。

「ギャンブルは一切しませんが宝くじはたまに買います。これが時々当たるんですよ!」と言う人は結構いらっしゃいますし、宝くじは大々的にCMがあちこちのメディアでとりあげられて流れていますので知名度は圧倒的です。

他のギャンブルについてはどうせあたらない、どうせ勝てない、という人が多いのに対して、宝くじに対してはどのくらいの確率であたるのか?いくら使ったらいくらの儲けになるか?という事を度外視して当たるという風に考えている人が多いと言えるでしょう。

確かに宝くじの確立はともかく、当たったときの儲けだけ見たら1万円が億と言う大金に化けることになるのでリターンは大きいでしょう。

しかし多くの人が当たらないというパチンコと言うギャンブルの当たる確率が最大でも399分の1であるのに対して宝くじの当選確率は「宝くじで高額当選する確率は、明日、突然交通事故で死ぬ確率より低い」といわれるように最もリターンの大きいジャンボ宝くじの1等当選確率は数字にするとなんと1000万分の一。

大げさに感じると思う人も居るかもしれませんが10万番から19万9999番までの10万通りを1組として、1組から100組までを1ユニットとして販売されているので計算すればこうなります。

10万通りを100組であると掛け算すると1000万通りあることになり、1等はこの中に必ず1枚存在することになるので、1000万分の1で当たることがわかります。

この1000万分の1という確率ですが、東京ドームの収容人数が大体4万5000人ですので、東京ドーム約222個にひしめき合う人の中から1人が選ばれるのと同じ確率になります。

ちなみにこの数字に合わせて確立どおり1000万枚買った時に必要な費用は合計30億円。

1等だけでなく前後賞全てを確立どおりに獲得できたと仮定して約6億円の当選を果たしたとしてその時点で24億円の赤字になってしまいます。

これが当たると言うのですからパチンコやスロット、競馬に競輪なんかはほぼ簡単に当てられるという事になりますね。

例え1000万円損したとしても1億円当たれば9000万の儲けではありますが、リターンを引き当てる確率が全く現実的ではなく、宝くじが当たるようなイメージがあると言うのは完全な思い込みによるものだという事が分かります。

実際どれほどの人がこうした思い込みをしているのかと言いますと1月ほどで宝くじが売り切れるという事態を起こすことから簡単に想像できますね。

こうしてほとんどの人が「当たるとでかい宝くじ」での一獲千金を夢見るのに、「株はリスクが高い」とか「FXはやったところでどうせ負ける」とアベノミクス相場の恩恵で勝率が上がった投資に興味を示す人はとても少ない特徴が日本人にはあります。

日本人は多くの人がリスクを恐れる堅実な思考だからと言う人もいますが、こんな確立の宝くじに嬉々としてお金を入れて、当たるかもしれないと言っている人が堅実と言っても理解されることはないでしょう。

投資は失敗するという思い込み

日本人の多くが宝くじが当たると思い込んでいるのと同じで投資と言うものに対しては「失敗する」と言う思い込みがあるという事が言えます。

投資と言うものは別に何も株取引やFXなどの外国為替取引に関しての事についてだけではなく、先物取引でも不動産の購入についても同じ事が言えるでしょう。

確立で言えば失敗することだってあるでしょうし、最初に必要とされる額が額ですから確かにリスクは高いと感じる人も多いのは理解できます。

しかし宝くじの1等当選確率1000万分の1に比べて更に成功できる確率がないのかと言うとそんな事はありません。

更に言うなら宝くじと言うものは言ってしまえば運否天賦のみを競うギャンブルであり、そこに個人の実力も情報収集も下準備も何も全く関係ありません。

そうして考えるなら「堅実である」ことを自称するのであれば確率がより高く、自身の力でその確立に影響を及ぼすことが可能である投資の方を選ぶべきでしょう。

こうした投資が失敗するという思い込みは日本のメディアが大々的に取り上げる「詐欺被害のみの報道」にあると思います。

いくらの金額を詐欺で騙し取られた、どういう方法で詐欺が流行っている。

そうした注意喚起は確かにありがたいことですし、人のためになる情報だと言えますが、詐欺に当たるようなものと投資の違いや投資と言うものがどういったものでどうすることが良いことなのかという事を日本のメディアは殆どとりあげはしません。

ただ損失がどれほど起きているのか、被害者の事など悪い情報のみを提供される投資と言うものと、当たる金額が大きくて、当たった人の事だけを取り上げる宝くじの情報。

こうしたものの影響で日本人は「宝くじは当たる、投資は失敗する」と言う思い込みをもっている事が分かります。

節約の心

日本人が宝くじと言うものに対して概ね肯定的であり、投資と言うものに対して否定的になりやすい理由は他にもあると考えられます。

その一つ目として言えるのは節約をすることを良しとすること。

お金は必要なものにだけ使い、普段は極力使わないようすることでお金を貯めて、入ってきたお金を貯蓄することを良しとして私達日本人は育てられることが多いです。

この必要なものにだけ使う、と言うのがポイントで投資は必要な事と多くの場合捉えられません。

普段極力使わない、の「極力」とは大きなお金を動かさないようにすることであり、そうした意味でも投資は躊躇されてしまうものです。

投資の場合、実はお金を違う形に変えるだけであり、基本的にはどの場合も全部が全部使いっているとは言いがたいのですが使っていると言う印象を受け、貯めるという事とは遠いものです。

しかし宝くじはどうでしょうか?

確かに必要な事では宝くじもありませんし、お金を使って買うという貯めると言う行為ではありませんが「極力」と言う大きなお金には該当しません。

得られるお金を考えたのなら大きなお金を「貯める」事ができると思えば投資に比べて日本人でも手が出しやすいのです。

自分を低く見る気持ち

そして宝くじの方を肯定的に捉える理由として実は自分を低く見る気持ちが影響を与えているように思います。

投資とはある程度の能力が必要であり、情報収集や知識、見極めのタイミングなどが重要となってくるという事は広く知られており、実力次第で確立をあげることも出来ますが、やるにしても能力が伴わなければ失敗する確率がぐんとあがります。

それに対して宝くじは完全な運否天賦。

誰がやっても、いつやっても能力と全く関係なく平等にその結果はもたらされます。

日本人は謙遜やでしゃばらないことを良しとして、基本的には図らずとも自己評価が低くなるような教育を受けて育ちます。

その為自分の力では投資では勝てないけれども宝くじなら買うだけで良いからこれならばと言う可能性にかけたがってしまうのです。

正直な話、投資するものによっては勝つために必要とされる最低限の能力がそこまで高くないものもあり、そのラインに経つことができれば儲けを出せる確率が宝くじに比べて多いというのに「自分には無理だから」であるとか「投資で勝てる人なんて一握りで自分はそうはなれないから」と宝くじの方を肯定するのです。

実際やって見なくては分からないという投資もありますし、自分の能力で確率を上げリスクを下げることが出来るといっても絶対と言うものではありません。

自身に対する思い込みもまた宝くじの方を肯定する要因なのです。
 

お金持ちになりたければ

宝くじを肯定するような特徴こそが日本人がお金持ちになりにくい特徴であると理解していただけたと思います。 そして最後に一般的な日本人の特徴と言われる物の中のお金持ちに向いていない特徴として挙げられるのが「それしかない」と思い込みやすいところがあげられます。 宝くじこそ唯一の低所得者脱出の鍵となるというのであれば話は別ですが、他のギャンブルにしろ投資にしろもっと高い勝率が期待されるものがあるのに「それしかない」と言う思い込みが宝くじを買わせており、めまぐるしく変わっていく社会の変化にあった行動が取りにくくなっているのです。 お金持ちの人の多くは新しいことやそれまでとは違ったやり方に目をつけて始めた人であり、「それしかない」と言う固定概念にとらわれやすければこうした方法が取れなくなります。 一般的な日本人に多いとされる良いところももちろん多くありますが、そうでないところを直さない限りお金持ちになることはおろか、低所得者を脱却することは難しいかもしれません。

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