大人になっても「お小遣い」ではとても良くない

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あなたのお家はお小遣い制ですか?

お小遣いと言われたとき皆様最初に何を思い浮かべるでしょうか?

子供に渡すお金でしょうか?それとも配偶者からいただく自分の月々自由に出来るお金でしょうか?

今の日本においてどちらであっても「お小遣い」と言われ、どっちが正しいという事はないのですが、大人になってからもこのお小遣いと言う概念で自分のお金を管理しているのはちょっと良くない事かもしれません。

なぜならばお小遣い制でパートナーからお金を貰っているという事は、自分で稼いでいるお金に関しても金銭の管理を相手に全てゆだねている事に他ならず、自分自身の金銭感覚や金銭管理能力の欠如を引き起こしてしまうことがあるからです。

お小遣いと言う形を取っている人は、自分自身で使いたいだけ使えないので安心感を感じるところもあるとは思いますが、それはつまり自分自身で考えたり行動すると言う機会を失っているという事で、そうしたお金についてのことの感覚を忘れたり、あるいは養ったりすることが出来なくなるという事です。

今の日本の社会の現状を鑑みるとそうした状態は決して良いとは言えません。

マイナンバーの導入、軽減税率の導入などのシステムの導入によってそうしたものへの情報や知識がなければ無駄な出費や割に合わない買い物をしてしまう恐れもあり、所得が多くない人程一人一人のそうしたお金に対する感覚をしっかりと持っていなければ苦しい生活をすることにもなりかねます。

今回はそんなこれからの日本でより必要となってくる、お金に対する感覚に対してお小遣いと言う方法を取っていると良くない影響があるという事について考察してみました。

お小遣いとは?

そもそもお小遣いと言うものは何かと言いますと、「小遣い銭」と言われるものの事。

生活費とは別にしたちょっとした買い物や娯楽など、日常の雑費に充てる金銭のこと。

英語で言うとポケットマネーが近い言葉だとされている事からこれに加えて自分がある程度自由に使える金銭の事を指してもいます。

なので自由に使っても何も問題ない範囲の対した金額ではない金銭の総称の事だと言えます。

だからそれを人に対して配分し、自由に使っても良いとする許可を出すような形がお小遣い制と言えるでしょう。

例えば子供に関しては当然お金を稼いでこれるという事があまり多くはないため、両親から家の中の自由に使えるお金の中で妥当だと思えるような金額を「お小遣い」として渡されます。

この金額が「対した金額でないかどうか?」あるいは「渡すのに妥当な金額かどうか?」はどうやって決めるのかと言うと勿論、家に入ってくる収入の全ての金額から生活費に使われるお金と比べて判断する訳です。

そのため「お小遣い」と言える金額であるのかどうかを決める事ができるのは全体の収入の把握と生活費の把握が必須。

そのため大体のご家庭では主に奥様がお小遣いを決めていらっしゃるという形になるところが多いでしょう。

こうしたお小遣いを決めて与えるという形の「お小遣い制」と言うものは対象が子供に対してであれば寧ろお金の使い方やありがたさを早いうちから学習できてとても良いことなのかもしれません。

しかし大人になってからもこのお小遣い制で使える金額を決めてしまうという事はどうなのでしょうか?

お小遣い制のメリット

お小遣い制であるという事のメリットはしっかりとした金銭感覚を持って、金銭管理が出来る人がそれを管理する側の人になりさえすれば所得を増やし、生活を良くすることが出来ます。

子供がお小遣い制でお金をもらえるというメリットに関しては先程触れたように自分で稼いでくることが出来ないうちからある程度お金の使い方やありがたみを学習することが出来るという事でしょう。

生まれて直ぐに金銭感覚と言うものがばっちり備わっていると言う人間なんて一人もいないため、経験を積まないといけないのですが、際限なく使えるお金が仕事をすることもなく、何らかのシステムを利用するでもなく手に入ってしまうという状況になると当然本来社会で必要とされるようなものとは違ったお金の使い方の経験値ばかりが溜まってしまいます。

そこでお小遣い制で使える金額を決めてお金を渡してあげることにより、擬似的に自身が得たお金を如何に使っていくのかを考え、欲しいものや、やりたいことをするためにはどうしたら良いかを経験させる事ができます。

こうして将来お金を使いすぎる心配がないように経験を積むと同時に金銭感覚や金銭管理能力がない子供がお金を使い過ぎないようにしてあげられるというのがメリットであるといえるでしょう。

では大人になってからこのお小遣い制で使えるお金を決めてもらっている人はどうなのかと言いますと使いすぎてしまう心配がないという事だけがあげられます。

はっきり言って大人になってもお小遣い制であるという事は子供と同じ金銭感覚や金銭管理能力であるとみなすこと。

勿論江戸時代の日本の良しとされていたスタイル「宵越しの金は持たない」という事を信念としている人や、生活費を圧迫したりするほどの「お小遣い」を大人になっても作るという人に関してはある意味ではお小遣い制は必要な事なのかもしれません。

しかしそれをお小遣い制で守ってあげているだけでは本人に「これではいけない」と言う感覚を感じさせるのが難しいです。

大人になってもお小遣い制であるデメリット

次にお小遣い制を大人になってもされていると何がデメリットになるのかという事に触れていきます。

まず言えるのは経験をすることの欠如です。

あまり良くないお金の使い方をするような人たちに関して言えば自分自身のお金の使い方が不味いと知る経験が出来なくなります。

人間はどうしても自分自身で体験してみた実感がないと物事に対して信用や信頼を置きにくいもので、経験することをさせないと、こうした見栄をはったお金の使い方や、自身のお金の使い方では不味いと思わせる機会が減るのです。

しっかりした金銭感覚と金銭管理能力を持った人に関して言うのであれば、それまで持っていたはずの物を忘れてしまうことになります。

どれほど金銭感覚に優れていようと、どれほど金銭管理能力に長けていようと、そうしたものを必要とする経験から離れてずっと生活していれば大なり小なり感覚も能力も衰えます。

そもそも圧倒的に女性の方が金銭感覚に優れ、金銭管理能力が高いというのであれば話しは別ですが、多くの家庭で言われることの多い「お父さんよりお母さんの方がお金に関してしっかりしている」と言う状況はそもそもお金に関しての経験や考える機会が少ない事による差で起こっているのです。

生活を送る上でお金に関して考えたり管理したりすることは生きていく上で絶対に避けては通れない事ですからそれだけ必要にかられて真剣に考え一生懸命管理することになります。

それをお小遣い制であるご家庭では一人が集中してすることになるので一人だけが金銭感覚と金銭管理能力が磨かれていくことになるのです。

これは独裁国家と同じ状態です。

一人の優れた人による管理は確かにその人がいつまでも完璧でいたら問題はないでしょう。

しかし人は変わりますし、そもそもそうした能力に長けているから独裁していられるとも限らないのです。

お小遣い制の家庭で言うなら、お小遣いを決めている人が自分のための大きな買い物をしてしまったり、あるいは何か大きな見落としを続けていたり、そもそもそんなに金銭感覚や金銭管理能力が高いから家計を取り仕切っていたわけでは無いと言う事態です。

そうなった時、誰もおかしいと気がつけないでいたならば大きな損失を生むことになります。
 

大人になったら自分のお金は自分で管理する

お小遣い制が金銭感覚と金銭管理能力に実はデメリットを抱えているという事が分かっていただけたでしょうか? ではどうしたら良いのかと言うと自分のお金は自分も管理に参加するという事をオススメします。 何かを一人に任せきりにしてしまうからこそ何かがあっても気がつけないし、対処もできない、という事になるというのは誰もが分かることです。 ならばお小遣い制で守られているばかりではなく、自分も率先して自分のお家のお金の使い方を決めていくことに参加すればいいのです。 忙しい、良く分からないは言い訳になりません。 相手だって忙しいし、良く分からないところから経験を積んでお家のお金の使い方を考え決めてお小遣い制を実施しているのです。 これからの日本は益々お金の遣い方を考えていかないと生活が苦しくなる一方です。 ただ与えられた仕事をこなして給料を貰っているだけでは生きていけない時代が来ます。 時にはお金を投資したり、自己投資による能力向上が求められてくるこれからの時代、お小遣い制のままで自分に金銭感覚と金銭管理能力に自信が持てますか? 人に管理を任せるのではなく、これからは自分もしっかりお金の事に参加していきましょう。

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