子供の学校は私立か公立か?学費の差とそれぞれの強みとは

shutterstock_139928293 (2)

大学卒業までに1500万?私立と公立で大きく変わる学費

子供が生まれると考える「学費」。いまは大学まで通う子供が増え、「子供の教育費にはざっと1500万必要」ということばを耳にしますが、この金額も公立か私立かによって大きく変わってきます。

極力子供がやりたいこと、興味があることをさせてあげたいと思うのが親心ですが、やはり気になってしまうお金のこと。

実際、私立と公立ではお金の面でどれだけ差があるのでしょうか。
  
また、それぞれの強みは何なのでしょうか。

そもそもなぜ私立はお金がかかるのか

我が家は、主人が幼稚園から大学まで、私が小学校から大学までという典型的な公立出身です。

そのため「小さいころからのお受験」などといったものを経験することなく、のびのびと育ちましたが、私立はお金がかかるという事は散々耳にしてきました。

妹が唯一大学のみ私立を卒業していますが、社会人になってから学費の差を聞き、その差に驚いた記憶があります。

それでは、私立の何がそんなに学費を高くしているのでしょうか。

それは、国や自治体からの援助がないことです。

援助がない分学費を高くしたり、卒業生から寄付金として募るよりほかなく、結果「私立はお金がかかる」という事になってしまうのです。

しかし、その分学校独自のカラーが出せる、設備が整っているなどの良い点もありますが、こちらについては後程詳しく触れたいと思います。

実際どれぐらいの差があるのか。公立と私立でかかるお金

先ほど、私立がお金がかかると言われる理由をお伝えしましたが、実際に公立と私立ではどれほどの差があるのでしょうか。

幼稚園から大学まで順番に見ていきたいと思います。

・幼稚園(3年間)
 
公立・・・69万300円、私立・・・146万2281円
 
やはりまだ幼い分、全体的にかかるお金は小学校以降と比べると少ないですがこの時点で公立と私立では2倍以上の差があるのがわかります。

また、私立は公立にはない入園金が必要だったり、公立では帽子とスモックのみなど一部しかない制服も、私立では帽子から靴まで一式・・・というところが多いため、教育費以外にもかかるお金に差がでてきます。

しかし、いまの日本の現状として公立の幼稚園より私立の幼稚園の方が数が多く、2年教育が主流の公立と比べると私立は3年が主流のため、公立の幼稚園での3年教育を希望している場合は、なかなかハードルが高いようです。

・小学校(6年間)
 
公立・・・183万4842円、私立・・・853万4142円
 
6年間という事もありますが、やはり幼稚園と比べるとかなり差が出てきています。

また、私立小学校はブランド感も強いため、幼稚園の頃から小学校受験のための塾に通わせる家庭も多く、実際には私立小学校はこれ以上のお金がかかっていることになります。

・中学校(3年間)
 
公立・・・135万1020円、私立・・・388万5468円
 
同じ3年間で比べると、幼稚園とかなりの差が出ているのがわかるのではないでしょうか。

そして、私立幼稚園よりも公立中学校の3年間の方が安いというのはやはり、公立と私立の差を思い知らされますよね。

さらに、中学校になると多くの子供が部活動をはじめ、私立の強豪校などはこれに遠征費用もかかったりしますので、実際はこれよりもお金がかかっているかもしれません。

・高校(3年間)
 
公立・・・115万9317円、私立・・・290万448円

 高校になると、公立と私立でかかるお金の差は3倍以上になってきます。
 
ただ、どちらも中学校より授業料が安いというのは少し意外ですよね。
 
しかし、高校2年生ぐらいになると何となく自分が将来進みたい道が見えてき、文系、理系にわかれるようになります。

特に理系の場合は特別なサポートやコースのある塾への通学が必須な場合もありますので、学校以外でかかるお金は公立私立ともに最も多いようです。

・大学(4年間)
 
国公立・・・242万5200円、私立(文系)・・・385万6737円・私立(理系)・・・518万7388円

大学の場合、文系なのか、理系なのかによって大きく差がでてきます。

また、理系の場合は4年制ではなく、6年制のところやその先の大学院に通う子供の多くいますので、実際にはこれ以上にお金がかかっているのかもしれませんね。

※出典:文部科学省「平成24年度子供の学習費調査」

 

公立と私立、それぞれのメリットとデメリットは

これまで公立と私立でかかるお金の差についてご説明してきました。

やはり私立の学校にかかる費用の高さには驚かされたのではないでしょうか。

しかし、私立にも良い点はたくさんあります。

それでは、公立、私立、それぞれのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

①公立
 
・メリット
 
 公立のメリットはなんといっても学費の安さです。

また、家の近所の友達が増えるという利点もあります。

さらに、「中高一貫」「エスカレーター式」といったものがないため、受験が必須になり、競争心を養うことができ、プレッシャーに打ち勝つ強さをもつ機会が与えられていることも効率の強みではないかと思います。

 
・デメリット
 
地域の色がその学校の色に強くでてしまうため、公立を選ぶ際は住む地域をよく考えたうえで決められた方がいいかもしれません。
 
私の地元では、市内に4つの県立高校がありました。
  
当時はここに住んでいる場合は基本的にはこの高校へと決められており、他のエリアの高校を希望する場合は上位10%に入るか、特別コースのある高校に入れる推薦状をもらうしか方法がなかったため、4つの高校ともかなり地域の色が出ていたように思います。
  
結果的に私は推薦状をもらい、他のエリアの高校へ進学し、雰囲気もとてもあったいたため、市内4つの高校から好きなところを選べるとなっても同じ高校を選ぶと思いますが、当初からもっと自由に選べる制度が整っていればよかったのにと思うことはあります。

②私立
 
・メリット
 
 やはり設備が良いことと、教科専任の先生が在籍し、公立よりもより深いところまで学べるのが私立の良さではないかと思います。

また、小学校高学年や中学校の思春期の頃、「一生懸命頑張っているのが恥ずかしい」という時期がありませんでしたか。

その点、私立は親子ともに勉強熱心なため、頑張りたいと思えば頑張れる雰囲気があるというのも良い点です。

 
・デメリット
  
デメリットとしてはやはり、授業料の高さと通学時間が長いことではないでしょうか。

公立の場合、中学校までは徒歩で行く子供がほとんどかと思いますが、私立の場合はほとんどが電車通学となります。
  
電車通学自体は悪いことではないかと思いますが、自宅から学校までの道のりの安全さと、やはり子供たるもの遊ぶ時間も必要です。

私立の学校を選ぶ際は、そういった余裕があるのかも気にかける必要があるのではないかと思います。
  
 

教育費以外もかかる子供のお金

これまで、公立と私立でかかるお金の差やそれぞれのデメリットをお伝えしましたが、教育費といっても学校の授業料だけがすべてではありません。

習い事や部活など、子供には多くのお金がかかり、年齢があがるにつれてその額もあがってきます。

私自身、自分の幼少期から大学までを振り返ってみると、水泳、ピアノ、英会話、塾、家庭教師とたくさんの習い事をさせてもらいました。

高校に入ってからは苦手科目の家庭教師のみでしたが、夏休みの体験留学で2週間アメリカに行ったり、大学に入り就職活動時には航空業界志望者の為の専門学校にも行かせてもらいました。

もちろん、当時は家計の事情等も理解しておらず、ただ何も文句を言わずに好きなことをさせてくれた両親に感謝するばかりでしたが、このように実際に子供が大学生になるまでにかかるお金を数値化してみると、やはり子供が産まれた時点で将来の貯金はしておくべきだという事が分かります。

学校選びは慎重に。お金だけにとらわれず子供がすくすく育つ道を

私は小学校から大学までずっと大学で育ってきましたが、いま振り返ってみると私は公立の雰囲気がとても自分に合っていたように思います。 特に高校は市内のあらゆる中学校から推薦状をもらって入学してきた子たちばかりの集まるクラスだった為、思春期にありがちな「一生懸命頑張ることは恥ずかしい」といった雰囲気は一切なく、むしろ頑張って勉強のできる子に追い付かなければといった雰囲気でした。 だからと言って、勉強ばかりというわけでもなく、運動会などのイベントでもいかに楽しむか、目立つかをいつも考え、とても充実していた3年間だったように思います。 私立に関しては私自身経験がないため、大きなことはいえませんが、やはり設備が整っている分留学や、公立ではできない専門的な分野の勉強ができるチャンスは広がるのではないかと思うのです。 公立、私立どちらが良いのかは住んでいる場所や両親の方針、子供本人の性格等によっても変わってくるかと思いますが、ブランドや周りの意見に流されるのではなく、子供としっかり向き合って、子供が「学校に行くのが楽しい!」と思えるような道を作ってあげられたら良いですよね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!

子供の学校は私立か公立か?学費の差とそれぞれの強みとは
Reader Rating 2 Votes