結納よりも気軽な食事会が定番?結納をしない人が増えている3つの理由

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ここ5年以内に結婚した夫婦で結納をしたのはたった3割

料金がリーズナブルな「スマ婚」や、準備が楽ちんな「ラク婚」など、シンプルで小規模な結婚式を希望するカップルが増えつつある昨今。

結婚すると決まったらまず考えるのが結納はどうするのか・・・という事ですが、ここ5年以内に結婚した夫婦の約70%は結納をしていないというデータがあります。

結婚式を挙げない「ナシ婚」以上のペースで顕著に減少しつつある結納。

それはいったいなぜなのでしょうか。

そもそも結納とは

そもそも結納とは何の為に行うのでしょうか。

結納とは、正式に婚約を調える儀式の事を言います。

かつては仲人が両家を行き来するのが正式とされていましたが、最近はきちんと結納を行う人でもここまでする人はあまりおらず、一度に集まって行います。

古くからのしきたりに沿い、結納品などを取り交わしますが、女性側の自宅で取り交わす事もあれば、最近ではホテルのレストランの個室を貸し切って行う「結納パック」を利用するなど、地域によってもやり方は様々です。

結納を行う場合は、日にち選びも大切で、挙式の3~6カ月前の吉日を選ぶのが一般的なのだとか。

ただ、結婚式の時期などを結納の時に話し合って、そこから会場選びを始めるつもりなら、遅くとも挙式の6カ月前に実施する方が良いとされています。

・・・と、ここまで聞いただけでもなかなか決まり事が多い結納。

年々結納を行う人が減ってきている理由は何なのでしょうか。

結納をしない理由

なぜ、いま結納をしない人が増えているのでしょうか。

これは私の個人的な考えになりますが、最近は結婚を機に退職する女性も少なくなり、夫婦共働きが増えています。

昔、それこそ私たちの親世代では、結婚を機に退職し、結婚相手の家に「嫁ぐ」、嫁いだ後は基本的に女性が家庭を切り盛りしていくというのが一般的でした。

しかし、夫婦共働きが当たり前になり、女性が男性の家へ「嫁ぐ」というよりは、「2人で協力して家庭を築いていく」という考え方が結納の減少にも少なからず関わってきているのかと思います。

それでは、実際に結納をしない理由にはどのようなものがあるのか、順番に見ていきたいと思います。

①お金がかかる
結納をしない理由で最も多かったのが、「お金の問題」でした。

確かに、正式な結納を行うとなると準備するものも多く、お金はもちろん、準備に時間も取られてしまいます。

その分、結婚式や新婚旅行、その後の結婚生活に残しておきたいという人が多いようです。

②堅苦しい
正式な結納を行うとなると、服装や日取り、当日の流れなど細かい事まで気をつけなければなりません。

最近はホテル内のレストランの個室を貸し切った「結納プラン」のような物もありますが、やはり食事会のみに比べると堅苦しく、結納を控える人が多いようです。

③両親が結納をしない事を望んでいる
結婚式を挙げない「ナシ婚」と異なるのは、本人達のみならず、両親も結納をしない事を望んでいるという事です。

きっと、挙式や新生活の費用の事を心配して・・・という親心からですね。

ただ、しきたりにこだわる家や、逆に形にこだわらない家など、家柄によって両家の意向が食い違う場合も多々あります。

また、出身地によって結納に対する考えも異なる場合があります。

後々事も考え、早い段階から双方の両親とよく話し合っておいた方がいいかもしれませんね。

と、ここまで結納をしない理由についてご説明してきましたが、その中でも最も多かった「お金の問題」。

正式な結納を行うとなった場合、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。

結納にかかる費用

結納にかかる費用は大きく分けると以下のようになっています。

①会場費
昔は女性側の自宅で行う事の多かった結納ですが、最近は「結納プラン」などを利用してホテルで実施する場合が多いようです。

また、費用は折半もしくは女性側が出す事が多いのだとか。

②結納金
結納金は男性側が用意します。
男性側の家が女性側の家に対し、嫁入りのための支度金を渡すものです。
50万円、70万円などキリの良い数字が一般的で、金額は地域によって異なりますが、名古屋などの東海地方が最も高く、100万円なのだとか。

③結納飾り
目安は、3万円〜10万円程度です。

地域によっても差があり、西日本の方が、 東日本よりも高価な飾りを用いる傾向があるようです。

④衣装代

振袖を持っている女性であれば振袖を、男性や親族は礼服・・・というのが本来の正装のようですが、最近は結納をする人でも服装はワンピースにスーツ・・・といった形をとっている人が多いようですよ。

⑤酒肴代
酒肴代の目安は、結納金の10%程度と言われています。

女性の自宅で行なう場合は、女性側が負担する事が一般的なようですが、最近はホテルの個室などを利用する人が多い為、会場費として含まれている事が多いです。

⑥仲人へのお礼
結納を行う人でも、最近は仲人を立てるまで正式な形でする人はほとんどいないようですが、仲人を立てた場合は引出物もしくは手土産とご祝儀を渡します。

祝儀の金額については両家がそれぞれ結納金の10~20%出し合うのが一般的なようです。

以上が、結納にかかる費用で、その合計額は平均で90万円、東日本で80万円、西日本で100万円と西日本で若干高いという傾向があるようです。

やはり、結納にかかる費用は決して安くありませんよね。

100万円近くあれば、お料理やドレスなど、結婚式に関わる様々な物のグレードアップもできますし、海外旅行にも行けます。

また、家具を一式取り揃えたり、新婚生活は何かとお金がかかるもの。

特に結婚を機に仕事を退職する女性であれば、極力結婚後の生活にお金を残しておきたいと思いますよね。

しかし、結納にも悪い点ばかりではなく、良い点もあります。

それは何なのでしょうか。

結納のメリットとデメリット

ここまで聞くと、結納はお金もかかるし、準備も大変・・・とマイナスのイメージしかない人も多いのではないでしょうか。

しかし、結納は悪い点ばかりではありません。

結婚は当人同士のみではなく、家族の問題でもあります。

転勤などで、なかなか普段家族で集まる機会がないという人も、結納を行う事で両家の両親と一度に集合する事ができ、結婚の自覚が生まれるほか、距離が近付くといったメリットもあります。

また、結婚式同様一生に一度の事なので良い経験になったという声もあるようですよ。

反対に、デメリットはやはりお金と準備に時間がかかる事です。

正式な結納を一から全て自分達でとなるとかなり大変ですが、最近は準備から当日の進行まで行ってくれるホテルでのプランや、結納と食事会の間を取った「略式結納」などもあるようですので、少し興味はあるけれど結納をするか迷っている・・・という人はこれらを選択肢のひとつとして入れてみてもいいかもしれませんね。

最近のトレンド「両家食事会」とそれにかかる費用

結納を行う人が減り、最近増えているのが両家の顔合わせとなる食事会です。

レストランの個室を予約し、結納金はなしというのが最近のパターンのようです。

ちなみに我が家も結納はせず、食事会のみでした。

お互い仕事をしていたという事と、当時主人とは遠距離でしたので、とても正式な結納の準備を電話やメールのみのやり取りで行う自身はなく、またどちらの両親ともに結納を重んじない考え方だった為、食事会を選択しました。

私の個人的な感想としては、食事会のみにする事で食事や会話に集中できるので、お互いの家族の親睦を深める事ができ、とても良かったと思っています。

この時、男性は女性に婚約指輪を、女性は男性に時計などの身の回りの物を結納品として渡す事が多いようですが、これには特に決まりはありません。

食事の費用は結婚する2人がお互いに出し合うのが一般的です。

確かに、会場とお料理の予約、婚約指輪と結納品の用意だけで済むので準備の手間は大幅に省けますよね。

日本伝統の風習も賛否両論。両家で良く話し合って後悔のない選択を

日本ならではの風習である「結納」。 転勤で両親と離れていたりなど様々な理由で最近は実施する人が減っていますが、大切なのは両家の意向を事前に聞くことです。 何にお金をかけるかはその人次第。 両家一致のもと結納は行わないというのであればそれでも全く問題ないと思いますし、反対にどちらかが結納は必要ないと思っていてもどちらかが昔からのしきたりを大切にしている家庭であれば折衝案で「略式結納」にするなどが良いのではないでしょうか。 これから何十年も共に生活していく2人。楽しい結婚生活の為にも結納についてはトラブルを避ける為、事前に話し合っておく必要がありそうですね。

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