宝くじの当選者から考える「本当のお金持ちになる方法」

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庶民の夢、一攫千金の「宝くじ」

でも、当たった後どのような生活をしているのか?という具体的な話はあまり知られていないのではないでしょうか?

今回は宝くじ当選者のその後と、そこから「本当のお金持ちとは?」という部分を考察したいと思います。

 

宝くじの使い道

庶民の夢、宝くじ!皆さんは買ってますか??

私は毎回、「1枚だけ」買ってます。

理由は後述。

投資効率から考えた購入方法云々はいったん横において置きまして、皆さんは宝くじが当選した方がその後、どのような使い方をしてるかというのはご存知ですか?

全国自治宝くじ事務協議会が公開している宝くじ長者白書によりますと、宝くじの使い道は上位5つが

1位:貯蓄 45.9%(395人)

2位:土地・住宅の改築や購入 20.1%(173人)

3位:借入金の返済 17.4%人(150人)

4位:車の購入 15.2%(131人)

5位:旅行 15.1%(130人)

となっております。(出展:宝くじ公式サイト 宝くじ長者白書 http://www.takarakuji-official.jp/entertainment/report/data/002.html)

アンケートは複数回答式なので細かくわかりませんが、半分以上の方が貯蓄ではなく何らかの形で浪費をしている、というのが大きなポイントだと思います。

えっ!?当選しているのに破産!?

さて。

意外と知られていないことですが、宝くじ当選を引き当てた後で破産する方が非常に多いのはご存知でしょうか?

具体的な統計数値がないので、細かくデータを示すことはできないのですが、インターネットなどで「宝くじ 破産」と検索すると非常にいろいろなケースが出てきます。

そもそも、宝くじに限らず破産というのは「借金が返せなくなった時に行う事」です。なぜ高額当選(定義:1000万円以上の当選)したのに借金をして、しかも返せなくなるのでしょうか??

答えはシンプルで、「借入を薦められるから」です。

少しイメージしてみてください。もし、皆さんが銀行だとしたら、どちらにお金を貸しますか??

A:会社経営が苦しく、運転資金のためにお金を借りに来た人

B:貯金が大量(たとえば3億円)あって、家を買い替えたい、という人

おそらく、「必要性」とか「社会性」、「資金用とモラル」から考えれば、大抵の方がBよりAのほうが、「お金を必要としているし、こちらに貸すべきだ!」という考えになるとおもいます。

でもそれが、自分のお金や会社のお金(つまり、返済状況が自分の成績に直結する)場合だと、必要性云々ではなく「返済確率」を重視してBの方に貸付を行うのではないでしょうか??

物事の善悪は横において置いておくとしまして、これが現実であり、大抵の方の正直なところだと思います。

話題を戻しますと、通常宝くじが当選した場合、みずほ銀行にて換金をすることになります(宝くじ取り扱いがみずほ銀行のため)。

そこで換金と、宝くじの手引き(当たったときの使い方やらなんやらが記された冊子です)を渡され、解散となるわけです。

ここで、大抵の方は現金で数千万持ち歩いたりせず、(みずほ銀行に限らず)自分の口座にお金を入金しますよね?

ここからはケースによりますが、通常銀行というのは急に大口の入金が合った場合、確認を行うケースがあります(防犯などのため)。

そこで「実は、宝くじが当選しまして・・・」と銀行に伝えることで「でしたら、遊ばせておくのももったいないですし○○という金融商品を買いませんか?」や、「ご余裕がおありなので、家や事業資金などで、お金を借りてもらえませんか??」という話になるわけです。

そして、運が悪い方は・・・、というのが破産までの流れですね。

宝くじ破産から考えるお金持ちの本質

これらから考えると、「お金が急に入ってきた=破産」というのは直接な因果関係ではなく、「お金の使い方」にこそカギがあるのが見えてきます。

実はこれが、「本当のお金持ち」になるポイントです。

2つのケースを考えて見ましょう。

A:月収100万円(年収1200万円)で、持ち家、家族もいる

B:月収25万円(年収300万円)で、賃貸、独身

これら2つの場合、比較してみるとお金持ちに「見える」のはどちらでしょう?

シンプルに、「年収1200万円(A)と300万円(B)、どちらのほうがお金持ちですか?」と言い換えてみてもいいでしょう。

大抵の方はAと答えるのではないでしょうか。

では、ここに少し条件を足してみましょう。

Aの場合、高級住宅地に家を買い、奥さんも近所付き合いや習い事で楽しく日々を送っている。

また子供も2人いて、一人は大学受験、もう一人は高校生で予備校に通いながら日々学業(と、遊び)に励んでいる。

一方Bは独身で入社2年目のサラリーマン、たまに飲みにいったりといった出費はあるものの、一人暮らしなので大きくお金がかかるような要素もない。

これだと、どちらのほうが余裕ある生活を送っている可能性が高いでしょうか?

おそらくBのほうが収入は少ないものの出費も少なく、貯金や投資などに回せるお金の額も多いと思います。

「高い収入≠お金持ち」、本質は収入と支出のコントロール!

いかがでしょうか?

本当の意味の「お金持ち」とは、収入(宝くじとか)によって大量にお金が入ってくる云々ではなく、「収入が支出を上回っているか、否か?」というのが見えてきます。

単純な話、一千万稼ごうが毎年二千万使うような生活をしていては到底お金持ちとは呼べませんし、逆に300万の収入でも支出がほぼない(実家暮らしなど)場合だと、稼ぎの大半を貯蓄に回し、余裕のある生活ができるわけです。

オマケ:投資家基準で考える、宝くじの買い方

「収入云々より支出を管理せよ!そうすればお金持ちになれる!」というだけでは、宝くじを題材にした記事なのにあまりにも夢がないので、冒頭でチラッと書いた「私は1枚だけ買う」という理由について解説します。

1枚だけ買うというロジックのポイントは「標準偏差」と「当選確率」です。

標準偏差とは、簡単にいうと「データのばらつき度合い」です。

たとえば平均が「10円」になる5つのグループがあるとします。

「10・10・10・10・10」ならばばらつきがない、つまり標準偏差が低いということになります。逆に「0・0・0・0・50」ならばばらつきが大きい、つまり標準偏差が高い、ということになります。

数学的な話になりますが、上記の場合、どちらも期待値は「10」で変わりはありません。

ただ、標準偏差が大きい(=はずれがあるが、当たればでかい)のは後ろの「0・0・0・0・50」のグループです。

これが、宝くじの「ほとんど外れるが、300円で3億円のチャンスがある」という高収益性を支えている根本になります(期待値がマイナスなので厳密に収益というわけではありませんが)。

一方で当選確率。たとえば年末ジャンボ宝くじの一等当選確率が1000万分の1(0.00001%)ほどだといわれています。

たとえばこれを10枚買ったとしても0.0001%、100枚でも0.001%。当たる確率が「ほぼ0%」というのは変わりませんよね?

「そもそも宝くじは期待値がマイナス(買った瞬間に損をする)なのだから、買ってはいけない」という意見もあります。

ですが、買わなければ当たる確率は0%、買えば(たとえ1枚だろうが100枚だろうが)当たる確率は0.00…1%はあるわけです。これは大きな違いです。

というわけで、運用屋からみた宝くじの買い方でした。

ほんとうに正しいのかはよくわかりませんが、ご参考にどうぞ。
 

まとめ

・お金を持ってる≠お金持ち ・大切なのは収入と支出のコントロール! ・宝くじは、夢を買ってると思いましょう。

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