現代の日本において、
お金を使うということは汚らわしいことであり、
お金は不幸の源、善人を悪人に変え、家族のトラブル、犯罪もすべてお金が原因と子供時代に刷り込まれた概念が未だに残っているようです。
ドラマなどで遺産相続でもめる話が多かったのも原因のひとつかもしれない。
お金持ちとは「悪いことをしている人」が常識だった時代
も関係あります。
今はもう、そんな時代ではないはずなのに、お金のことは話してはいけないもの、
というイメージが抜けません。
「お金は汚い」と言われることが多いのは、
お金のためになにかをするということが正義と思われないからではないでしょうか?
ボランティアなどの無償奉仕は美しく、
利益がでることは金目当てというような感覚、
自己犠牲は美徳であるという考えが日本にはまだ根強いからだと思います。
今も「見返りも求めずに行う善行」や「名乗らない寄付」などがニュースで賞賛されますが、
金銭的な利益が絡むと儲けるために行われることではないのに、突然それは美談扱いではなくなるようです。
もともと収入が少ないのが最大の原因であり、常にお金がないと感じている人が多い気がします。
一番身にしみるのは毎月確実に出て行く固定費を差し引いて、
日々使えるお金を計算、食費など実際1日に使える金額をみると、
しみじみとお金がないと感じますよね。
そして通帳残高照会や記帳された通帳をみる度に、
減っていく一方の金額欄にどんどんお金がなくなっていくのを感じて、
不安が湧いてきます。
お金がないと感じ、そこからどう改善するかは考えますが、なかなか実行には移せていないという人が多いのではないでしょうか?
お金がないときには、一番最初に近い未来への不安と不満が現れるのではないでしょうか?
この一ヶ月をどうやってのりきるか、
毎日やっていけるかの不安で惨めな気持ちに心が支配されます。
そして、次にさらに未来への不安が噴出します。
たとえば老後などの生活不安です。
最近のメディアが煽る老後破産などの悪い想像に襲われます。
自分には能力も価値もない、社会不適合者であると自分否定の気持ちがわいてきます。
お金がないというのは自己肯定をすることができなくなるようです。
この記事が気に入ったらいいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!